なんかイケてそうな奴の象徴である「スタバでMacでなんか作業する」人たち。
実際にイケてるかはさておき、実際に私がMacデビューを果たしたら、彼らの気持ちがなんとなくわかった気がしたので久々にブログにします。
本稿では、新しいおもちゃを見せびらかすと共に「スタバでMacで作業、勉強する人たち」が何故発生するかを、自分がMacを手にした感想も踏まえながら考察していこうと思います。
MacBookデビューした背景
MacBookを購入した理由は大きく分けて二つあります。
理由1. PCがそろそろ化石化してそう
私が自作PCを組んでから約5年半が経っています。スペックは以下の通り。
項目 | スペック |
---|---|
CPU | Intel Core i7-7700K |
メモリ | 16 GB DDR4-3200 |
ストレージ | 2TB SSD |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1080 Ti |
OS | Windows 10 Home Premium |
特筆すべきはCPUとグラボです。ここ数年のハードウェアのイノベーションに全くついていけていない。
考えてみれば研究用に大きなVRAMが必要だっただけなのでそんなにアップデートが必要ではないので、これを大きくするモチベーションがなかったのです。別に自作erになりたくもありませんでしたしね。
結果、こいつが緩やかに死に向かうことを肯定し、別のマシンを購入することにしました。
理由2. エンジニアとしてのコアスキルになるものを勉強したかった
入社してからの私の経歴を見ていきましょう。
- AI系のPoCに入る
- データサイエンティストになる(挫折)
- WEB開発
- AI系のPoCに入る(←今ここ)
ここから入ったばかりの4.を除くとであることを考えると、なんというかこう、推せる材料が全体的に薄くてびっくりします。
エンジニアは他の職種に比べて気軽な転職が許されている代わりに、バチバチの実力主義の世界です。なるべく上流で、なるべく長く働いた経歴こそが戦闘力と見なされる世界ではパンチがなさすぎる。ましてや、新卒カードはもう切ってある状態。
この状態から、今能動的に作れる武器は2つあると考えています。
- なんらかの個人開発の実績作り
- 資格取得
個人開発の実績作りにおいては、Mac OSが最高の環境なのは今更言うまでもありません。
例えばウィンドウの切り替えが優秀で、ドキュメントを読みながらVisual Studio Codeでコーディングするのには最適です。Windowsにも沢山ベストプラクティスと呼ばれる設定はあると思います、
Mac OSと同じ挙動をセッティングすることも可能ではありそうですが、面倒な設定と沢山のツールを組み合わせて実現するしかないのが現状です。一方でMacはデフォルトが最も使いやすく、何かを調べてきたり互換性を確認したりする手間が一切ありません。 この手の徹底したデザイン思考みたいなのがまだまだ沢山詰まっていると想定すると、買ってよかったなと思っています。
資格取得にしても勉強が捗っています。 書くのにメモやフリーボードなどのツールを使っている・・・等ではなく普通に紙のノートを使っているのですが、画面が大きくて、綺麗で見やすいのを実感しています。
買ったMacBook
使用感を先に書いてしまいましたが、ここで購入したMac Bookの紹介です。 私が買ったのはMacBook Air 15インチ(M2チップ)モデルです。
仕様 | 詳細 |
---|---|
プロセッサ | 8コアCPU、10コアGPU、16コアNeural Engine搭載Apple M2チップ |
メモリ | 16GBユニファイドメモリ |
ストレージ | 1TB SSDストレージ |
ディスプレイ | True Tone搭載15.3インチLiquid Retinaディスプレイ³ |
カメラ | 1080p FaceTime HDカメラ |
充電ポート | MagSafe 3充電ポート |
ポート | Thunderbolt / USB 4ポート x 2 |
電源アダプタ | デュアルUSB-Cポート搭載35Wコンパクト電源アダプタ |
キーボード | Touch ID搭載バックライトMagic Keyboard - 日本語(JIS) |
価格 | 282,800円 |
高えよ!!!!!!! でも、surfaceやideapadの最新モデルを触ってみたりしても、しっくりするものがなかった。というより選ぶのがだんだんめんど臭くなってきました。必要な環境がMacBookで揃うことがわかっていながら、一月分の家賃くらいの節約のために何日間も妥協案を考えているのがなんかな・・・と思ってきて。
無金利で24分割できることを知ってからの決断は早かったです。私はこれを手にして収入を増やしていくので、今の月1万円より来年の月1万円の方が安いはず!!! 減価償却!!!自己投資!!!自己投資!!!と唱えながら丸の内のApple Storeに駆け込んだのは一生の話のネタになりそうです。
スタバでMacBookを開いている人についての考察
ここで本題に入ります。
今をときめく先端AI:Chat GPT氏は、スタバでMacを開く人を次のように分析しています。
この解答の引用部分その1ではプレジデントオンラインが鋭利すぎるナイフで斬りつけていて面白かったので是非読んでみてください。
では、そこまで言われながらなぜ人はスタバでMacを広げたくなるのでしょうか。
考察1. イキリたい
決してディスっているわけではなく、MacBookには人間が本能的に持つルッキズムに訴えてくるデザインをしています。素直にかっこいい。最早ファッションの一部です。ジョブズの没前には背面の林檎マークが光っていたってマジ?
グッチやシャネルと同じなので、カフェという大衆が居る場で見せびらかしたくなるのも当然の摂理です。
考察2. サンクコスト効果
サンクコストとは、すでに支出され、どのような意思決定をしても回収できない費用のことです。サンクコストが勿体無いから・・・という考えが働くことをサンクコスト効果と呼ぶそうです。お前にいくら貢いだと思っている!もサンクコスト効果の一例です。
「結局サンクコスト効果じゃん?」という疑問はビジネス場面において合理的か判断かを疑う時に挙がる筆頭ではありますが、これを逆手に取って「高い買い物をしたのだから頑張ろう」と思うようになる、という理屈です。
特に陽キャというか、いわゆる体育会系の人はガッツがあるため、根性に乗算する形でサンクコスト効果を利用しているのかもしれません。
考察3. 自己暗示
最近、ドナルド・トランプの対談動画の切り抜きを見ました。
私の友人で、成功していない人が居たんだ。 まさにこれからって感じだったんだけど、印象的だったのが、彼はファーストクラスにしか乗らなかったんだ。 人それぞれだからそうするべきとは言わないけど、彼にとっては精神的にそうする必要があったんだ。 無理してでもファーストクラスに乗ることで、自分を一流の人間だと暗示をかけていたんだ。 その時は十分なお金がなかったのに、モチベーションを保つためにするためにそうして、今ではとても成功した。 モチベーションに繋がるなら何でもいい。
確かにMacBookを開いて適当にReactのチュートリアルを起動して、こんな↓画面を表示しているだけで「最先端を走る一流エンジニア」になった気がします。
サンクコスト効果もそうですが、大きく成功したいと思った時には脳をハックしてモチベーションを保つことが大事と多くのビジネス書にも書いてあるので、この理屈はわかります。
なので、カフェでMacBookを開いてどうでも良さそうな作業をしていても、決して笑ってはいけないという学びを得ました。Youtubeとか見ていても、何かのネタを探しているのかもしれませんし。
実際にスタバでMacを試みた
休日のスタバは異様に混んでいるため、そんな頑張ってこの検証をしたいわけではない私はオスロコーヒーに寄りました。
そこでこのブログを書いたり約1時間ほど作業してみました。
結果、集中できませんでした。
シンプルにうるさいし、集中しろという方が無理では。フリーWi-Fiはセキュリティ上怖くて使えないのでテザリングです。半個室みたいなところに座れたので物理的なセキュリティはあまり気にする必要はなかったのですが、キーの打鍵音を控えめに抑えたり、なんか迷惑かけないようにこそこそしないといけない感じがストレスでした。
というか、そもそも「Mac」はともかく「カフェ」の方は自己暗示としては弱くね?色々考えたけど、「Mac」の方の動機ばかり考えて「Mac」×「スタバ」の動機は自慢しか挙がらなかったような・・・
スタバやオスロじゃなくて星乃珈琲店とかならまた違ったのかな・・・
結論
部屋を片付けて普通に自宅で勉強、作業すればいいと思います。